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地球温暖化の深刻な影響を回避するための長期目標を検討していた中央環境審議会(環境相の諮問機関)の専門委員会は12日、地球の気温上昇を産業革命前と比べて2度以下に抑えるべきだとする中間報告をまとめた。
環境省が長期目標を打ち出すのは初めてで、「『2度』を検討の出発点とし、社会全体で議論を進める必要がある」とした。
専門委員会は、地球温暖化に関するこれまでの研究成果から、気温上昇が3度を超えると、気候システムの安定性が崩れて、地球規模できわめて激しい影響の出る危険性が高まると指摘。これを防ぐには気温上昇を2度以下に抑えるべきだとした。
地球の平均気温は産業革命前に比べ、すでに0・6度上昇している。国立環境研究所の試算では、2度以下に抑えるためには、二酸化炭素など温室効果ガスの濃度を現在の水準の約30%増で安定化させなければならず、温室効果ガス排出量を1990年比で、2050年に50%、2100年に75%削減する必要がある。
欧州連合(EU)は1996年に、気温上昇を2度以下に抑える長期目標を設定、今年3月の首脳会議でも再確認した