【ワシントン=笹沢教一】北極圏に位置するシベリア西部の永久凍土地帯に広がる大型湖の
数が1970年代以降、1000個も減少していることが米カリフォルニア大などによる衛星画像の
研究でわかった。
地球温暖化の影響と見られている。3日付の米科学誌サイエンスに掲載された。
研究チームによると、米航空宇宙局(NASA)の衛星ランドサットが撮影した73年の画像で
確認された40ヘクタール以上の面積を持つ大型の湖は1万882個。
これに対して、ロシアの衛星が同じ場所を撮影した97〜98年の画像では、同規模の湖は
9712個に減少していた。面積が縮小しただけでなく、125個は完全に消失していたという。
【ワシントン=笹沢教一】日本学術会議など、主要8か国と中国、インド、ブラジルの
科学者団体が7日、「温室効果ガスの排出国が率先して温暖化対策に取り組む必要がある」
として、7月の主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)に出席する各国首脳に対し、
論議の進展を求める共同声明を発表した。
声明は「温暖化は、大排出国を中心とする人間活動の結果で、脅威は確実に増大
している」とし、科学的知見に基づく具体的な排出削減目標の設定や、途上国での対策に
先進国がどう貢献するかなどについて論議するよう提言している。
同サミットでは、気候変動問題が主要議題の一つになるが、温暖化対策に消極的な
米国と他の国の認識に隔たりが大きく、踏み込んだ成果を得られる見通しは立っていない。